ラクトフェリンは母乳(初乳)に含まれる成分です。そのため、粉ミルク(育児用ミルク)にラクトフェリンを配合するというのは、サプリメントとして大人が摂取することよりも、一番なじみやすいラクトフェリンの利用方法なのです。
実は、ラクトフェリンの粉ミルク(育児用ミルク)への配合は歴史が古く、1986年にはラクトフェリン配合の粉ミルク(育児用ミルク)が登場していたのです。
森永乳業が世界で初めてラクトフェリンにミルクを配合
森永乳業は1963年に日本で初めてラクトフェリンに関する研究報告を行った会社です。
森永乳業は熱に弱く、通常の殺菌工程で壊れてしまうラクトフェリンを抽出し、加熱によって変形しにくい殺菌技術を開発しました。
その結果、ラクトフェリンを付加した商品(粉ミルク(育児用ミルク))開発に成功したのです。この技術を展開して、森永乳業のドイツの関連会社である「ミライ社」がラクトフェリンの生産を行っています。ミライ社のラクトフェリン生産量は世界最大の生産量を誇ります。
また、森永乳業では高い製造技術により純度96%の以上のラクトフェリンの抽出を保証し、高純度ラクトフェリンを配合した粉ミルク(育児用ミルクを提供しているのです。
ラクトフェリンは初乳府含まれる赤ちゃんに重要な成分
産後4日~5日の初乳にはは100ml当たり約600mgのラクトフェリンが含まれています。
これは初乳中のタンパク質の25%にも及びます。
ラクトフェリンは大人が摂取しても様々な効果がる成分であり
- 免疫機能の向上
- ウィルスなどへ対抗する効果
は赤ちゃんを守るための成分として初乳に含まれているのです。
だからこそ、赤ちゃんの健康や発育に役立つ、病気から守ってくれる大切な成分のひとつであるラクトフェリンは母乳が足りないときにでも、粉ミルク(育児用ミルク)で摂取すべきと考えられるのです。
森永乳業では、粉ミルク(育児用ミルク)の成分比率を母乳の成分比率に近づけるためにラクトフェリンを配合しているのです。
森永乳業では「はぐくみ」という粉ミルク(育児用ミルク)にラクトフェリンが配合されていて、生後0ヶ月~8か月までの赤ちゃんに推奨しています。
赤ちゃんがラクトフェリンを摂取することにリスクや副作用はないの?
ラクトフェリンはもともと母乳に含まれている成分であり、かつ森永乳業「はぐくみ」では母乳と同じ成分比率に近づけてラクトフェリンを配合しています。
母乳以外にも、唾液や涙、鼻汁など体内の外分泌液、粘膜液、白血球の一種である好中球に存在しているため、ラクトフェリン摂取に対する副作用やリスクはほとんどないものと考えられているのです。
リスクなく赤ちゃんの健康を病気から守ってくれる有効成分がラクトフェリンなのです。
まとめ
0ヶ月~8か月の赤ちゃんがいるママには、ラクトフェリン配合の粉ミルク(育児用ミルク)をおすすめします。
母乳が出にくい時期、足らない時期でも、母乳に近い有効成分を赤ちゃんに与えることができるのです。