baby128_128ラクトフェリンの効果効能のひとつに「赤ちゃんの鼻水、咳、くしゃみ、下痢の症状が少なくなる効果」というものがあります。ラクトフェリンで「赤ちゃんの鼻水、咳、くしゃみの症状が少なくなる効果」が期待できる理由について解説します。

1.ラクトフェリンの感染症予防研究結果

この研究は下痢や離乳幼児における呼吸器感染症を調べるために行われたものです。

対象:母乳だけで育てられたあと離乳した生後4か月から6か月の赤ちゃん260人

  1. ラクトフェリン強化ミルクを飲むグループ(強化ミルク群)
  2. 普通のミルクを飲むグループ(対照群)

と分けて、3か月間ミルクを摂取し、その結果としての下痢ま、気道感染症の頻度の違いを測定した研究です。

研究結果

対照群に比べて強化ミルク群、母乳群の乳児で呼吸器関連症状の発生率が低く、鼻水、咳、くしゃみの症状が少なくなることの根拠が示された(P<0.05)。

嘔吐、吐き気、腹痛の発生率は区別されなかったが、下痢関連症状の発生率は対照群に比べて強化ミルク群と母乳群で有意に低かった(P<0.05)。

と論文では記載されています。

嘔吐、吐き気、腹痛の発生率は変わらなかった
呼吸器関連症状が少なくなった
下痢関連症状が有意に低かった

ということです。

論文の情報が少ないため、これ以上の情報はわかりませんが、他のラクトフェリンの抗菌作用などを見るからに、ウィルスに対する抗菌作用がこの実験でも効果を発揮し、ウィルスが原因である「呼吸器関連症状」「下痢関連症状」にだけ有意な結果がでたと考えられるのです。

赤ちゃんを対象にした研究結果には、ノロウィルスへの予防効果などもあるため、上記の研究も同じような仕組みで効果が測定できたと考えて良いでしょう。

ラクトフェリンの効果効能「ノロウィルス予防効果・症状軽減効果」/研究データあり

ノロウィルスの場合は、ラクトフェリンが鉄と結合する性質があるため、ウィルスにラクトフェリンが先に吸着することで、腸の細胞にウィルスが感染しにくくなることが効果がある仕組みと考えられています。今回の「呼吸器関連症状」「下痢関連症状」への優位性も、ウィルスとラクトフェリンが先に吸着することが要因と推測できます。

まとめ

ラクトフェリンにはウィルスに起因する赤ちゃんの症状「呼吸器関連症状」「下痢関連症状」を抑制する効果があるという論文が発表されています。

赤ちゃんの鼻水、咳、くしゃみ、下痢の症状に悩んでいる親は検討してみても良いでしょう。

ラクトフェリンは母乳に含まれている成分であり、赤ちゃんに与えることでの副作用やリスクはほとんどない食品と考えられているので、安全面でも十分に価値のある成分と言えるのです。

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