ghost128_128ラクトフェリンの効果効能のひとつに「がん予防効果」というものがあります。ラクトフェリンで「がん予防効果」が期待できる理由について解説します。

1.ラクトフェリンとがん予防

実はラクトフェリンの研究でもっとも進んでいるのが、このがん予防の領域なのです。

国立がんセンターでは、動物実験の中でで経口投与したラクトフェリンが化学発がん剤による発がんを抑制すること、またがんの転移が抑制されることを研究から明らかにしています。

このことが直接、ヒトのがんの予防に効果があると言い切れるものではありませんが、がん予防効果が強く期待される研究となっているのです。

2.ラクトフェリンのさまざまながん予防の実験結果

ラクトフェリンの大腸ガン発ガン予防効果

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参照:腸溶性ラクトフェリン研究会

この動物実験では、何もしない場合には化学発がん剤による大腸がんは50%を超える結果となっています。

ラクトフェリンを0.2%経口投与した場合にはその発がん率は半分の25%程度に
ラクトフェリンを2.0%経口投与した場合にはその発がん率は半分の15%程度に

減った結果となっているのです。

ラクトフェリンは化学発がん剤による大腸がん、膀胱がん、胃がん、食道がん、舌がん、肝臓がん、乳腺がん、肺がん等々の発がんを抑制する動物実験の結果があるのです。

ラクトフェリンのメラノーマ肺転移予防効果

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参照:腸溶性ラクトフェリン研究会

メラノーマとは、悪性黒色腫とも呼ばれる皮膚がんの一種です

グラフからわかる通りでラクトフェリンには肺へのメラノーマの転移の数を激減させる効果が認められます。ラクトフェリンは原発巣(発症したときの元のがん)や時間がたってある程度の大きさに達した転移がんの抑制効果は示さないのですが、がんの転移は抑制するだろうと予想できるのです。

3.なぜ、ラクトフェリンががん予防に効果が期待されているのか?

ラクトフェリンには、ナチュラル・キラー細胞を活性化する効果があります。

ナチュラル・キラー細胞とは、自然免疫の主要因子として働く細胞傷害性リンパ球の1種のことです。とくに腫瘍細胞やウイルス感染細胞の拒絶に重要な物資と言われています。

つまり、ラクトフェリンによってナチュラル・キラー細胞が活性化されます。ナチュラル・キラー細胞が活性化されれば、病原微生物あるいは病原ウイルスが感染した細胞に対する拒絶反応が強化されることになるため、このことががん予防やがんの転移に対する抑制効果につながっていると考えられるのです。

まとめ

ラクトフェリンは動物実験レベルでは、がん予防への効果につながる色々な実験結果が出ています。ラクトフェリンは、今後のがん予防研究に期待されている重要な物質と言えるのです。