tree128_128ラクトフェリンの効果効能のひとつに「花粉症対策・予防効果」というものがあります。ラクトフェリンで「花粉症対策・予防効果」が期待できる理由について解説します。

1.花粉症の原因

花粉症というのは、体の中に入ってきた花粉「異物(アレルゲン)」が目や鼻から入ってくると、リンパ球が「IgE抗体」を作ります。この「IgE抗体」が鼻や目の粘膜にある「肥満細胞」と結合し、「異物(アレルゲン)」に対するアレルギー反応を引き起こす、ヒスタミンなどの物質が「肥満細胞」から放出されるのです。

結果、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状があらわれることになります。これは体の正常な反応であり、抗体ができるだけ花粉などの「異物(アレルゲン)」を体外に出すために行っていることなのです。

高度経済成長期に建築資材として植樹されたスギ花粉や大気汚染、高たんぱくの食生活への変化など、年々花粉症に悩まされる方は増加の一途をたどっているのです。

2.ラクトフェリンの花粉症の症状改善効果

花粉症などのアレルギー反応時に放出される物質が「ヒスタミン」です。「肥満細胞」が産生する中性セリンプロテアーゼのことを「トリプターゼ」と言い、 炎症を起こす原因のひとつと考えられています。

この花粉症のアレルギー反応を示す2つの物質をラクトフェリンは阻害する効果を持っていることが研究結果からわかっているのです。

ラクトフェリンの花粉症の症状改善効果

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参照:腸溶性ラクトフェリン研究会

結果

ラクトフェリンの濃度を上げると、「ヒスタミン」「トリプターゼ」ともに阻害度が上昇する

この実験では、アレルギー反応で中心的な役割を持つ「マスト細胞」から放出される「ヒスタミン」および「トリプターゼ」を測定したもので、どちらもラクトフェリン加えると阻害され発生率が抑えられる形となっているのです。

3.ラクトフェリンの花粉症の症状改善効果

下記は、実際に北米での花粉症の原因として知られている「ブタクサ」での動物実験の結果です。

「ブタクサ」での花粉症モデルの動物実験

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参照:腸溶性ラクトフェリン研究会

ブタクサ花粉抗原で感作したマウス、つまり花粉で抗原が作られた状態のマウスに花粉抽出液(RWE)で刺激すると、約4倍の過酸化水素が発生されます。つまり、花粉症の症状が出ると過酸化水素が産出されることを示しています。

一番左の棒グラフ=何もしていない状態の過酸化水素、左から二番目の棒グラフが花粉抽出液(RWE)で刺激したときの過酸化水素です。

左から3番目の棒グラフは、が花粉抽出液(RWE)で刺激した後に鼻腔内にラクトフェリンを投与したときの過酸化水素の量になります。

見てわかるとおり、何もしていないときの半分以下に過酸化水素の量は減っているのです。これはラクトフェリンが花粉症のアレルギー反応に対して有効に作用したことを示しているのです。

まとめ

ラクトフェリンは花粉所のアレルギー反応を引き起こす物質を軽減させる効果が期待できるのです。

ラクトフェリンは母親が新生児に与える生体防御機能を持った「多機能たんぱく質」ですから、このようなアレルギー反応を軽減させる効果を持っていたとしても、なんら不思議ではないのです。