ラクトフェリンの効果効能のひとつに「内臓脂肪を減らす」というものがあります。ラクトフェリンで「内臓脂肪を減らす」効果が期待できる理由について解説します。

1.脂肪が増える仕組みmushimegane128_128

脂肪細胞というのは、エネルギーが過剰な状態の時に、体内のグルコースや脂肪酸から脂肪を合成します。脂肪や糖を必要な量以上に摂取すると脂肪細胞によって脂肪が増えてしまうということです。

逆に、エネルギーが不足した応対になるとリパーゼ(脂肪分解酵素)の働きによって脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解して、全身にエネルギーを供給するのです。運動をすればエネルギーが不足して、その分脂肪を分解してくれるということになります。

2.ラクトフェリンが脂肪細胞に与える影響

ラクトフェリンを摂取するとこの脂肪分解時に生成させるグリセロールの量が増えるということが実験からわかっているのです。

ライオンのラクトフェリン研究結果

ラットの成熟脂肪細胞にラクトフェリンを5段階の濃度で添加し、生成されるグリセロール量を測定

グリセロール定量結果

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参照:ライオンラクトフェリンの研究結果

グラフの通りでラクトフェリンの添加量が増えれば増えるほど、脂肪分解時に生成させるグリセロールの量が増える結果になっているのです。

つまり、ラクトフェリンを摂取すれば脂肪分解を促進できるということが実験結果からもあきらかになっているのです。

3.なぜ、ラクトフェリンを摂取すると脂肪分解が促進するのか?

これがどういう現象から起きているかというと

「ラクトフェリン」の添加により「ペリリピン(脂肪滴の分解阻害タンパク)」の遺伝子発現を低下させる現象が確認されています。

このペリリピンが普段は脂肪分解を妨げているたんぱく質なのです。リパーゼ(脂肪分解酵素)から脂肪を大事に守っている存在ということです。

ラクトフェリンがこのペリリピンの生成を抑制する作用があることで、リパーゼが阻害されることなく脂肪分解をしてくれるため、脂肪分解が促進したということなのです。

4.研究結果

実際にライオンは内臓脂肪低減効果の臨床試験をしています。

試験方法

  • 対象:年齢30~62歳 BMI:25以上の成人男女30名
  • 試験方法:ラクトフェリンタブレット(1日あたり300mg相当)を摂取するグループとラクトフェリンの入っていないタブレットを摂取するグループに分け、2ヶ月間摂取の上、摂取前後でのCT撮影による腹部脂肪面積を測定

結果

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ラクトフェリン摂取前と摂取後(2か月後の変化)

  • 内臓脂肪:145.1c㎡ → 120.0c㎡
  • 皮下脂肪:362.8c㎡ → 307.4c㎡

17.3%も内臓脂肪が減った結果となったのです。

この研究結果は2008年10月「第29回日本肥満学会」、2008年11月「第13回日本フードファクター学会」で発表されています。

まとめ

ラクトフェリンには脂肪分解を妨げているたんぱく質「ペリリピン」の生成を低下させる機能があり、結果として脂肪分解を促進する効果があることが臨床試験の結果でも証明されています。

ラクトフェリンには脂肪を分解する効果があるのです。