cho128_128ラクトフェリンの効果効能のひとつに「ノロウィルス予防効果・症状軽減効果」というものがあります。ラクトフェリンで「ノロウィルス予防効果・症状軽減効果」が期待できる理由について解説します。

1.ノロウイルスとは

ノロウイルスとは人の小腸粘膜で増殖するウイルスのことを言います。少量のウイルス(100個以下)でも発症し感染力のとても強いウイルスとして知られており、ウイルス性食中毒を引き起こす原因となっています。冬場の食中毒の9割がこのノロウィルスが原因とされています。人の腸管でのみ増殖し、感染力が高いことで知られています。

症状としては、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、発熱などが見られますが、健康な成人であれば数日で回復します。しかし、免疫力の低下した乳幼児やお年寄りの場合は症状が重くなったり、長引くことがあります。また、二次感染の可能性も高く、感染力が高いことも含めて冬場に気をつけなければならないウィルスとも言えます。

2.ノロウィルス感染の仕組み

ノロウィルスは少量のウイルス(100個以下)でも、小腸や十二指腸に入り込み増殖を繰り返します。その上で、腸の表面にある細胞に入り、水分や塩分を調節する機能を壊してしまうのです。

その結果、下痢の状態が続くなどの重い症状が出てしまいます。

3.なぜ、ラクトフェリンがノロウィルス予防に効果があるのか?

腸の表面に結合することで感染しにくくなる効果

小腸や十二指腸の表面の細胞にラクトフェリンが付着し、ノロウィルスの侵入を防ぐことで、水分や塩分を調節する機能が破壊されるのを防ぐ効果が期待されます。

ノロウィルス自体に結合することで感染しにくくなる効果

ノロウィルス自体にラクトフェリンが付着することで腸の細胞がノロウィルスに感染しにくくなるのです。

4.ラクトフェリンのノロウィルス予防の実験結果

ノロウィルス予防効果

5歳未満の保育園児にラクトフェリン含有食品を16週間摂取し、ノロウィルスの発症率を調査しています。ノロウイルス感染性胃腸炎の発症率は、非摂取群が45人中7人であったのに対し、摂取群(LF群は46人中2人と有意に少ない結果となっています。

noro_1

参照:森内ら、季刊臨床とウイルス、2009年

ラクトフェリンを摂取していない保育園児のノロウィルス感染率:15.6%
ラクトフェリンを摂取している 保育園児のノロウィルス感染率: 4.3%

約4分の1まで感染率が下がっていることから、ノロウィルスの予防効果があると考えられます。

ロタウイルス症状軽減効果

ロタウィルスというのは、胃腸炎を起こすウィルスで、免疫のない小児では6か月~2歳くらいまでに必ずと言っていいほど経験する病気であり、ノロウィルスと似ている症状を引き起こすウィルスです。

5歳未満の保育園児に、1日あたりラクトフェリン100mgを含むヨーグルトまたは錠菓を12週間摂取して、ロタウイルス感染性胃腸炎を発症した園児の嘔吐、下痢の頻度(回数)と期間(日数)を調査しています。摂取群(LF群)で非摂取群(対照群)に対して有意に少ない結果となっています。

noro_2

参照:森内ら、季刊臨床とウイルス、2009年

嘔吐の回数  9.0回 → 1.7回
下痢の回数 23.2回 → 9.8回

これはノロウィルスでの実験結果ではありませんが、非常に似ているウィルスでの症状軽減効果が実証された実験結果なので、ノロウィルスでも症状が軽減される可能性が期待できます。

まとめ

ラクトフェリンは、ウィルスに対する予防効果、症状改善効果があることは以前から知られていましたが、実際にノロウィルスに限定したとしても、研究結果から予防においても、症状軽減においても、効果が期待できることがわかっています。

お子さんをお持ちの方はとくにノロウィルス対策としてラクトフェリンサプリメントの摂取を検討してみてはいかがでしょうか。