i128_128ラクトフェリンの効果効能のひとつに「ピロリ菌減少効果」というものがあります。ラクトフェリンで「ピロリ菌減少効果」が期待できる理由について解説します。

1.ピロリ菌とは

ピロリ菌とは「ヘリコバクター・ピロリ」と呼ばれる細菌です。非常に酸性の強い胃の中に住み着く、変わった菌なのですが、胃の壁を傷つける細菌なのです。

ピロリ菌は酸性の強いの胃の中に住めることからもわかる通りで強烈な細菌として色々な病気を誘発してしまいます。

  • 慢性胃炎
  • 胃潰瘍
  • 十二指腸潰瘍
  • 胃がんになる確率が20倍以上に上昇
  • 胃MALTリンパ腫

と胃に関連する重大な病気を誘発する原因となってしまうのです。

胃の中は強い酸性なのでピロリ菌ぐらいしか住むことができないので、ピロリ菌さえ除去してしまえば、前述したような胃の病気になる確率は大幅に下がるのです。

しかし、日本人の50%以上がピロリ菌に感染しており、中でも50代よりも高齢の方は保持者の割合が70%を超えるのです。これは衛生環境が悪い時代に生まれ育ったことが要因とされています。

ラクトフェリンはこの胃に関する重大な病気を誘発する「ピロリ菌」を除去する効果があるのです。

2.ラクトフェリンとピロリ菌減少効果

森永乳業と和歌山労災病院の研究グループが、ピロリ菌の保菌者にラクトフェリンを食べさせる実験を行っています。

ピロリ菌を持つ成人25人に毎日400㎎ラクトフェリンを摂取させて、胃の中のピロリ菌の量を尿素で測定しています。

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ラクトフェリンを食べたグループ 4週間後 ピロリ菌の数が78%に減少
ラクトフェリンを食べたグループ 8週間後 ピロリ菌の数が66%に減少
ラクトフェリンを食べないグループ 4週間後 ピロリ菌の数が114%に増加
ラクトフェリンを食べないグループ 8週間後 ピロリ菌の数が136%に増加

したのです。ただし、免疫力が弱い子供で同様の実験をしたときは効果はほとんどありませんでした。成人が持つ元々の免疫力をラクトフェリンが高めて、ピロリ菌を除去したと考えられるのです。

3.ラクトフェリンがピロリ菌を除去する仕組み

ラクトフェリンが胃で消化され生成される抗菌ペプチド「ラクトフェリシン」に殺菌効果があり、これがピロリ菌に対して細胞構造を破壊する効果があると考えられています。

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まとめ

ラクトフェリンは

  • 慢性胃炎
  • 胃潰瘍
  • 十二指腸潰瘍
  • 胃がん
  • 胃MALTリンパ腫

を引き起こす「ピロリ菌」を除去する効果が報告されています。実験結果を見ればわかる通りでピロリ菌は放置すればどんどん増殖し、重大な胃の病気リスクを上昇させてしまうので、ラクトフェリンは胃の病気に対しても、予防効果が期待できると言えるのです。