bed128_128ラクトフェリンの効果効能のひとつに「精神ストレス軽減効果」というものがあります。ラクトフェリンで「精神ストレス軽減効果」が期待できる理由について解説します。

1.精神ストレス軽減効果の研究

ラクトフェリンには鎮痛効果や抗ストレス効果があることはラットの実験で明らかになっていました。しかし、ヒト試験ではこの抗ストレス効果は確認されていませんでした。しかし、2009年の「日本栄養・食糧学会大会」で「雪印乳業 技術研究所」が独自開発した鉄とラクトフェリンを結合した「鉄・ラクトフェリン」という機能性素材で、精神ストレスに対する「鉄・ラクトフェリン」のヒト試験を用いた効果について発表されたのです。

2.鉄・ラクトフェリンの精神ストレス軽減効果のヒト試験

雪印乳業のヒト試験では、暗算作業負荷によりストレス反応が示された被験者、男性17名、女性7名に対して試験を行っています。

評価項目は

「POMS」気分・感情を評価する30項目に対して5段階で回答する質問紙法
「脳波」
「唾液中の生化学的指標」
「唾液中タンパク質濃度」

試験の実施方法は

24名の被験者を無作為にAグループ、Bグループに分けて、Aグループは「鉄・ラクトフェリン」から「プラセボ水溶液(効果のない偽物の薬)」の順に、Bグループは「プラセボ水溶液(効果のない偽物の薬)」から「鉄・ラクトフェリン」の順に摂取させ、試験を行っています。

試験は、安静状態で1回目の評価、食事をしてから15分後に暗算作業を30分間行ってもらい、2回目の評価をする形です。

結果

緊張時に現れる脳波であるβ波の上昇が有意に抑制

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グラフを見るとわかる通り、有効成分が含まれていない偽物の薬「プラセボ」を飲んだ方は、2回目の評価時はストレス状態になると現れる脳波であるβ波が上昇しています。暗算作業でストレスを感じていることになります。

右の棒グラフは「鉄・ラクトフェリン」を摂取した方で、わずかながら2回目の方がβ波は高い状態になっていますが、「プラセボ」と比較すると明らかにβ波の上昇は抑制されていることがわかります。

精神ストレスを被った時に唾液中に分泌されるタンパク質であるクロモグラニンAの分泌が抑制

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同じように精神ストレスを被った時に唾液中に分泌されるタンパク質であるクロモグラニンAの分泌が、「鉄・ラクトフェリン」を摂取すると1回目の評価時よりも2回目の評価時の方が低いという結果になり、「プラセボ」と比較すると明らかにクロモグラニンAの分泌が抑制されていることがわかります。

このようなヒト試験の結果からも、精神ストレスに対してラクトフェリンは効果が期待できるということが明らかになっているのです。

まとめ

ラクトフェリンは精神ストレスを被った際の脳波であるβ波の上昇を抑制させる、さらに精神ストレスを被った時に唾液中に分泌されるタンパク質であるクロモグラニンAの分泌量も抑制させるということがヒト試験によってわかったのです。

現代社会ではストレスによって引き起こされる疲労や、免疫力の低下が様々な病気の原因になってしまうことが指摘されているため、精神ストレスに対するケアも健康の維持のためには欠かせないものと言えます。

サプリメントで精神ストレスのケアができるということはあまり知られていませんが、実際にヒト試験の結果も出ているため、精神ストレスにお悩みの方にもラクトフェリンはおすすめできる成分と言えるのです。