ラクトフェリンサプリメントの摂取するにあたって効果が最大限発揮できる飲み方というのはあるのでしょうか?ここではラクトフェリンの効果的な飲み方について解説します。
ラクトフェリンは「腸溶性」が重要視される
ライオンの研究結果では
ラット脂肪細胞に、ラクトフェリンの小腸分解物、および胃分解物を添加したところ、小腸分解物では、ラクトフェリン同様、脂肪蓄積抑制効果が確認されました。 一方、胃分解物では、同様の作用が認められませんでした。
- 小腸分解物 → 脂肪蓄積抑制効果あり
- 胃分解物 → 脂肪蓄積抑制効果なし
ということから、「ラクトフェリンは胃で溶けても効果が期待できない」と考えられているのです。しかし、通常の食品の場合は、内臓の順番的に「胃」→「腸」なので、「胃」で溶けるのが一般的です。
これを回避するために作られたのが特殊コーティングにより加工され腸溶性のラクトフェリンサプリメントなのです。
ラクトフェリンサプリメントの大手メーカーはほとんどこの腸溶性のラクトフェリンサプリメントを採用しているのです。
では、それがラクトフェリンサプリメントの飲み方とどう関係してくるのでしょうか?
噛まないで飲むことが重要!
ラクトフェリンサプリメントは無味無臭のタブレットになっているため、噛んで食べることも可能なのですが、「腸」で溶けて「胃」で溶けないように加工された特殊コーティングがほどこされているのです。
つまり、飲み込むときに噛んでしまったら、せっかくの腸溶性コーティングが意味をなさずに胃で消化されてしまい、ラクトフェリン効果が十分に発揮できないことになってしまうのです。
噛まずに飲むことを心がける必要があります。とくに子供に飲ませるときなどは、注視しないとラムネのように噛んで食べてしまうのでよく言い聞かせましょう。
水と一緒に飲むのがおすすめ
ラクトフェリンサプリメントは食品なので、とくにこうしなければならないという飲み方はありません。
牛乳と一緒に摂取しても、ヨーグルトと一緒に摂取しても、コーヒーと一緒に摂取しても、問題はないのです。
ヨーグルトのようにメーカー側が試験をして、一緒に摂ってもラクトフェリン効果が損なわれないことを確認したものであれば、同時に摂取しても構わないのですが
例えば、強酸性の炭酸飲料で飲んでしまった場合、腸溶性コーティングがはがれてしまい、「胃」で消化されてしまうことがないとも限らないのです。
飲み合わせの問題があるので、基本的には水と一緒に飲むという飲み方が一番無難な飲み方と言えます。
まとめ
ラクトフェリンの効果的な飲み方は
- 噛まないで飲むこと
- 水と一緒に飲むこと
です。
ラクトフェリンは腸で溶けることで効果を最大限発揮するというのは研究結果からもあきらかになっているので、せっかくの腸溶性コーティングがはがれない飲み方が重要と言えるのです。