doctor3128_128クロムラクトフェリンとは?何でしょうか?今回はクロムラクトフェリンについて解説します。

クロムラクトフェリンとは

クロムラクトフェリンは、ラクトフェリンとクロムを結合させたものです。

クロムラクトフェリン = クロム + ラクトフェリン

クロムってなに?

クロムとは18世紀にシベリアで発見された元素のことで、加齢とともに体内の含量が減少する唯一のミネラルです。3価クロム、6価クロムと分類されますが、自然界ではほとんどが3価クロムと呼ばれています。

3価クロムは、そば、コーンフレーク、たけのこ、アーモンド、落花生、さといも、ひじき、あなご、うなぎ、あさり、車エビ、牛、豚、鶏、卵黄、プロセスチーズなどに含まれています。

なぜ、3価クロムが注目されているかと言うと

  • インスリン作用を増強
  • 正常な糖質代謝、コレステロール代謝、結合組織代謝、たんぱく質代謝の維持

に関係しているとされているからです。

クロムが不足すると

  • インスリン感受性の低下
  • 窒素代謝異常
  • 体重減少
  • 末梢神経障害
  • 昏迷
  • 角膜障害

などが起こり、これは加齢とともに起こるとされているのです。

糖尿病の根本原因である糖代謝の異常を防ぐ効果が期待されているのが「3価クロム」という成分なのです。

なぜ、ラクトフェリンと結合させたの?

「3価クロム」は糖尿病の改善効果を期待される成分ですが、吸収率がとても低く、0.5~2.0%ほどしか小腸では吸収されないのです。

いくら食品で摂取しようとしても、ほとんど体内に吸収されず効果が期待できないと言われてきたのです。

しかし

2004年に開催された第10回「ヨーロッパ糖尿病学会」のクロムラクトフェリン(GTF) に関する学会発表でフランク・マオ博士による

ラクトフェリンとクロムを結合させると体内の吸収率が格段にアップする

という報告がされたのです。

クロムラクトフェリンはラクトフェリンの効果を高める成分というわけではなく、クロムの効果を最大限に発揮するために吸収率を上げる相棒としてラクトフェリンが選ばれたということになります。

クロムラクトフェリンの効果

クロムラクトフェリンは第10回「ヨーロッパ糖尿病学会」のクロムラクトフェリン(GTF) に関する学会発表以降も、台湾の三軍総医院(台湾の最高レベルの病院)で臨床試験などが繰り返し行われています。

クロムラクトフェリンは安全なの?

クロムラクトフェリン食品は、中国と台湾では政府機関FDAの承認を受けていますが、日本では医薬品としては認められていません。サプリメントという形になります。

ただし、クロムの長期間にわたる過剰摂取では、嘔吐、下痢、腹痛、腎尿細管障害、肝障害、造血障害、中枢神経障害などの副作用が発生するリスクがあるので注意が必要です。

クロムの食事摂取基準 (日本人の食事摂取基準2015年版) では、18歳以上の男女でクロムの摂取推奨量は10ug/日とされています。

まとめ

クロムラクトフェリンは、ラクトフェリンの効果を期待する方ではなく、クロムの効果を期待する方におすすめできるサプリメントです。

ただし、日本の大手健康食品メーカーでは販売している会社が現在ではないため、今後の商品化などが期待されます。